経理10年目!アラフォーのモブ美です!
SNSでも話題になっている『小職おじさん』。
『小職おじさん』とは、自分のことを「小職」と謙遜して呼ぶ中年男性のことです。
実は、私が以前働いていた会計事務所にも『小職おじさん』がいました。
礼儀正しく丁寧で、仕事ができそうな雰囲気でしたが、実際は超面倒くさい人でした。
上司からも「地雷」扱いされて、半年ほどで退職に追い込まれてしまいました。
『小職おじさん』がいかにヤバいのか、出会ってしまったときの対処法もあわせて解説します。
小職おじさんとは?
『小職おじさん』とは、一人称を「私」や「僕」ではなく「小職」を使う中年男性のことを指します。
「小職(しょうしょく)」とは、ある程度の役職に就いている人が、自分をへりくだって呼ぶ言葉です。
私の職場にいた『小職おじさん』は部長職だったので、自分のことをへりくだって「小職」と言っていました。
「小職」は本来、目上の人には使わない言葉です。
私の職場にいた『小職おじさん』は、目上の人にも社内のメールやチャットで「小職が担当しております件ですが」などと書いていたので、これは誤用ですね。
「小職」って言葉を使う人のチャットは、文面が長くてチャットになってない場合が多い。
— 経理部IS@元上場経理部長/葛西一成 (@keiri_IS) November 16, 2022
読むのも面倒だし、そもそも面倒な奴が多い。
職場を混乱させる『小職おじさん』の特徴
- 謙遜が過剰
- メールやチャットの文章が長い
- 言い訳がましい
- 仕事が遅い・できない
- 実は自己中心的
『小職おじさん』の特徴は、まず過剰な謙遜です。
自分をあまりにも謙遜して呼ぶことで、逆に周りが気を使っちゃう感じ。
なんだか堅苦しくて疲れちゃうんですよね。
それに、会話も文書も超フォーマルで、普通に話してくれたらいいのにって思うことが多いです。
そして、謙虚に見せかけて実は自己中心的だったりして、びっくりすることもあります。
大変偏ったサンプルでいうのもあれなんですが,一人称が小職な奴クソめんどくさい説を提唱いたします.
— マートン太郎 (@eva8hYNvgIKutNT) July 18, 2024
その慇懃無礼を体現したような奴のおかげでメール書き仕事が終わらんのだが💢 pic.twitter.com/wsxk3YquA9
関わると危険!?『小職おじさん』の実際のエピソード
実際にあった『小職おじさん』のエピソードを紹介します。
『小職おじさん』は仕事が遅い・できない
私が働いていた会計事務所に部長として採用された『小職おじさん』。
まずは実務の現場を知るところから始めて欲しいという社長の意向で、月次決算や支払業務などを担当することになりました。
しかし、この『小職おじさん』の仕事のできなさったら!本当にヤバいんです!
タイピングは指一本だし、ネットバンキングにログインすらできない。
結局、納期に間に合わないということで私が月次決算の仕訳入力を担当する羽目に。
『小職おじさん』、マジで仕事ができない。
『小職おじさん』は言い訳がましい
『小職おじさん』はとにかく言い訳がましいです。
納期に間に合わないのに何も相談しなかったことを社長から指摘された時も、ダラダラ長い言い訳をしていました。
その言い訳がまた支離滅裂で理解できないんです。
日本語なのに、まったく意味がわからないことを言っているんです。
そんな『小職おじさん』への対応に、社長もかなり困っていました。
『小職おじさん』実は自己中心的
自分のことを謙遜して「小職」と呼ぶ『小職おじさん』ですが、実はすごく自己中心的です。
「小職はまだ経験が浅いので出来ません」
「いや~小職にはわかりません」
こんなことを入社から半年たっても言い訳しながら働いていました。
しかも、クライアントに対しても「わかりません」を連発。
これには「いや、ちょっと待て!」と言いたくなりました。
自分は悪くない、できないことを正当化したいという保身的な態度が目立ちました。
結局、仕事ができない『小職おじさん』の尻ぬぐいは私たちスタッフが対応していました。
これで部長ですよ。私たちより給料高いんですよ。信じられない!!
ビジネスシーンでメールの一人称が「小職」の人に出会ったらとにかく逃げろ!!絶対に関わるな!!!!最悪死ぬぞ!!!!
— にゃんすけ@JTC人事企画 (@nyansukestudy) July 31, 2024
『小職おじさん』への対処法
『小職おじさん』が直属の上司でかなり苦労した経験から、『小職おじさん』への対処法を紹介します。
周りのスタッフと情報を共有する
周りのスタッフと『小職おじさん』の対応に困っていることを周りと連携しておくことで、何かあった時に助けてもらえたり、味方に付いてくれる可能性が高まります。
『小職おじさん』への対応は、「昨日、小職おじさんがこんなこと言ってた」「マジ意味わかんない!」のような愚痴も周りのスタッフと共有しておくことが大切です。
『小職おじさん』の仕事のできなさを共有しておかないと、こちらに非があると思われてしまう可能性があります。
上層部に相談する
上層部に相談するのは、大企業だと難しいかもしれません。
上層部に相談することが難しい場合は、周りのスタッフとの連携を強めておくことがおすすめです。
私の場合は20名程度の会計事務所で、社長も若くてアットホームな雰囲気でしたので、社長に直接相談しました。
相談の結果、チャットやメールは必ず社長の目を通るようにグループチャットにするなど、徹底されるようになりました。
『小職おじさん』の責任押し付けに注意!
『小職おじさん』は自己中心的ですぐ保身に走ります。
自分は悪くない、スタッフの対応が悪いからいけないのだと平気で責任を逃れようとします。
こうした状況を防ぐために、上層部や周りのスタッフと仕事の進捗をこまめに共有しておきましょう。
仕事の遅延理由が『小職おじさん』であることも、しっかりと伝えておくことが大切です。
おわりに
結局この『小職おじさん』は、やんわりと退職勧奨を受けて半年ほどで辞めていきました。
結構いい大学を出て、元国税局の職員だったらしいですが、仕事のできなさはヤバかったです。
正直、インターンの学生さんのほうが仕事のクオリティが高かったですね。
これで仕事ができるなら何も文句はないんですけど、困ったものです。
「小職」を使うような地雷おじさんに出会わないためには、転職エージェントサービスを使うのがおすすめです。
ただ、直球で「この会社に小職を使う社員はいますか?」と質問するのはやめておくのが賢明です。
「小職」を使うのは40代後半以上の男性がほとんどですから、平均年齢が若い会社を選ぶのも対処法のひとつです。
社内業務のIT化を積極的に行っている会社も比較的『小職おじさん』に出会う可能性は低いといえます。
社内の雰囲気を事前に知るには、転職エージェントサービスを使うのが正確で効率的です。
ネットの情報や口コミはたまに間違った情報が流れていることもありますから。
おすすめは経理特化の転職エージェント【ヒュープロ】です。
転職を考えている人は、ぜひ使ってみてください。
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