半年で辞めたら次の転職が不利になるのかな…
と不安になる方も多いのではないでしょうか。
一般的には、短期離職は転職活動で不利になるといわれています。
しかし、私は実際に半年以内の短期離職でも転職に成功した人を何人も知っています。
そこで、この記事では会計事務所(税理士事務所)の短期離職に焦点を当てて、
- 短期離職とみなされる期間の目安
- 短期離職のデメリット
- 転職を成功させるための具体的な方法
などを解説します。
会計事務所(税理士事務所)を半年で辞めたいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
短期離職とみなされる期間の目安とは
短期離職とみなされる期間は「2~3年以内で退職した場合」といわれています。
この期間はあくまでも目安で、業種や職種によって異なります。
例えば、IT企業など人員の流動性が高い業界では、短期離職が大きなデメリットにはならない場合もあります。
公務員や医療関係の業界など、長く働くことが一般的とされる業界では、3〜5年以内でも短期離職と見なされることがあるようです。
会計事務所は専門的な知識を必要とするため、長期的なキャリアアップを目指すことが一般的です。
そのため、半年以内の退職は短期離職として見なされる場合が多いです。
短期離職でも転職に成功した人を何人も見てきたよ
会計事務所を短期離職する人の理由は?
会計事務所を短期離職する人の理由はさまざま。
でも筆者が見てきた中で一番多かったのが人間関係のストレス。
会計事務所は少人数の場合が多いため、合わない人と一緒に働くストレスはジワジワと蓄積されていきます。
会計事務所はちょっと変わった人も多くて、意見の食い違いや人間関係のトラブルが起こることも。
人間関係の問題は、会計事務所を短期離職してしまう大きな要因の一つです。
残業など働き方に対する不満
会計事務所は税務申告など、締め切りが決まっている業務が多いため、残業を避けることができない場合があります。
人手不足で一人ひとりの仕事量が増え、慢性的な残業になることもあります。
税理士資格の試験勉強や、家事や育児などライフワークバランスを取りたい人にとって短期離職を考える要因になります。
思っていた仕事内容と違った
会計事務所で働く場合、業務内容が想像と違っていたり、自分に合わないと感じることがあります。
実際には、会計事務所の仕事はデータ入力など、想像以上にルーティンワークが多く単調です
また、簿記の勉強は楽しかったけれど、実務になった途端に難しくてつらくなることもあります。
慣れないうちはミスが多く、適性を感じられず自信を失ってしまう人もいます。
私には向いていないかも…
このように感じて短期離職を考える人も多いです。
会計事務所の将来性に不安を感じた
所長がITに疎いため、効率化が進んでいない会計事務所も存在します。
このような会計事務所は、
- 紙ベースで業務を運用している
- クラウド会計が導入されていない
- リモートワークができない
など、さまざまなデメリットがあり、働き方にも大きく影響します。
このような会計事務所は新規クライアントの獲得が上手くいかないケースも多いです。
会計事務所の将来性に不安を感じて、短期離職を考える人もいます。
人間関係のストレス
会計事務所は専門性の高い業界のせいか、こだわりの強い変わった性格の人が多い傾向があります。
個人の意見が食いや、相性が悪いせいで人間関係のトラブルに繋がることも。
「関わりたくない」と感じてしまうことがあるため、業務がスムーズに進まないこともあります。
また、理不尽な扱いを受けたり、高圧的な態度で接されたりすることもあり、人間関係のストレスから短期離職を考える人も多いです。
会計事務所を短期離職するデメリットとは
会計事務所を短期間するのは、デメリットもあるため慎重に考える必要があります。
短期離職は採用担当者に「すぐ辞める人」というイメージを与えてしまう可能性があります。
仕事が見つからない期間が長くなると、内定を貰える確率がどんどん低くなってしまいます。
次のキャリアに繋がる知識やスキルが身につかない
キャリアアップを目指す場合、過去の職歴や経験は重要な要素です。
会計事務所を短期間で辞めてしまうと、次のキャリアに必要な経験を積むことができません。
経験不足を指摘され、転職活動に支障がでてしまう可能性もあります。
異業種に転職を考える場合、その業界で必要とされる知識やスキルがゼロの状態からスタートすることになります。
そのため、給与や待遇面で不利になる可能性が高いことを覚悟しなければなりません。
転職活動で不利になりやすい
短期離職は、採用担当者から「すぐ辞める人」というイメージを持たれる可能性があります。
- 書類選考で落とされる
- 選考の対象外にされる
- 採用の優先順位が下げられる
上記のような扱いを受けてしまう可能性があります。
短期間での転職を繰り返している場合、採用担当者から不信感を抱かれることがあるので注意が必要です。
面接対策が難しくなる
短期離職は、面接対策が難しくなるデメリットがあります。
採用担当者は、「またすぐ辞めるのではないか」という不信感を持つことあります。
面接では、短期離職の理由を納得してもらえるように、具体的なエピソードや事実を交えた説明をしなければなりません。
そのためには、次の点をアピールすることが重要です。
- 今後のキャリアプランや目標
- 今までの経験から得た学びや成長
- 具体的かつ説得力のあるアピール
これらのポイントを上手く盛り込んだ自己アピールで、採用担当者に納得してもらう必要があります。
短期離職でも会計事務所を辞めたほうが良い場合
たとえ不利になってしまうとしても、短期離職を選んだほうが良い場合もあります。
短期離職はデメリットがあるものの、一歩踏み出すことで新たな可能性が広がることもあります。
新しいキャリアに挑戦したい場合
本当にやりたいことを実現するために、短期離職を選択することは、決して悪いことではありません。
今の会計事務所で働く前に培った実務経験がある場合は、短期離職であっても新しいキャリアに挑戦しやすいです。
新しいキャリアに挑戦することで、年収が上がったり生活の満足度が高まる可能性もあります。
会計事務所での不満やストレスから解放され、リフレッシュした気持ちで新しいキャリアにチャレンジしてみましょう。
精神的な苦痛を抱えている場合
パワハラやストレスによる健康問題を抱えている場合は、短期離職を選択した方がよいです。
労働環境が悪くストレスがたまると体調を崩してしまいます。
早めに職場を離れて、体調を回復させることを優先しましょう。
また、同じようなブラック会計事務所に転職してしまわないように、自己分析や転職エージェントを活用したリサーチも必要です。
短期離職でも転職を成功させる方法とは
筆者の知り合いも短期離職したけれど転職に成功した人が何人もいます。
退職してから半年くらいで、
仕事決まったよ~
と連絡がきました。ホワイト企業に転職して、今ではのんびり働いているみたいです。
短期離職でも転職に成功するチャンスはあります。
短期離職からの転職を成功させた人たちは、以下の3つのポイントを実践していました。
自分が望むキャリアを明確にする
自分が望むキャリアを明確にするためには、自己分析が大切です。
自己分析は時間がかかるかもしれませんが、自分にとって本当に意味のあるキャリアを見つける重要な要素です。
自分が得意な分野や興味のあることを把握することで、自分に合ったキャリアを選びやすくなります。
明確な目標とキャリア形成の計画を持つことは、面接対策にも役立ちます。
自分が目指すキャリアを実現するために必要なスキルや経験を洗い出してみましょう。
自己分析は人に手伝ってもらうと深堀りできるよ!
積極的に情報収集する
転職活動では情報収集が重要です。
求人情報サイトや転職エージェントを利用して企業の情報を収集しましょう。
今の自分のスキルで狙える企業や給与水準がだんだんわかってきます。
また、転職先で必要とされる適性や資格を知っておくことも重要です。
転職先で求められる資格があれば取得する準備をしましょう。
ブラック企業を選んでしまわないためにも、転職先の企業の評判のリサーチも忘れずに!
転職エージェントを使って職務経歴書・面接対策をする
転職エージェントは、希望の求人情報を紹介してくれるだけではありません。
短期離職者の一番のハードルとなる職務経歴書の添削や面接対策も行ってくれる頼もしい存在です。
短期離職をした人は、職務経歴書の書き方は特に注意が必要です。
転職エージェントは、短期離職の経歴をどうアピールするかアドバイスをしてくれます。
また、面接でのポイントや企業の傾向などを把握しているため、効果的な面接対策を行ってくれます。
転職エージェントを利用することで、一人では難しい短期離職からの転職成功にグッと近づくことができます。
一人で転職活動するのはおすすめしないよ
おわりに
短期離職でも転職に成功できる可能性はありますが、どうしても難易度は高いです。
採用担当者が納得するような理由を自信を持って話せるように対策しないといけません。
それには転職エージェントの助けは必須だと筆者は感じています。
筆者も何度か転職エージェントの面接対策を受けたことがありますが、
「そんな言い方があったんだ!」と思える良い言い回しを教えてくれます。
誤魔化すわけではありませんよ。
もちろん面接では正直に話しますが、相手に悪い印象を与えない上手い言い回しを身につけておくのは大切です。
一人での転職活動は超絶ハードモードです。
人の力を借りて転職活動する方法は転職エージェント以外にもありますから、いろいろ使ってみましょう。
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