会計事務所から経理に転職する際の志望動機や転職理由の伝え方を紹介します。
筆者は会計事務所で7年間勤務してきました。
長年働くなかで、一般企業の経理に転職した同僚や先輩たちの事例をもとにまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。
志望動機と転職理由の違い
かんたんに志望動機と転職理由の違いについて解説します。
志望動機は、入社の動機や目的に焦点が置かれ、転職理由は、退職の動機や背景に焦点が置かれます。
- 志望動機
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企業や職種に興味を持った理由や、その企業や職種に期待することを述べること
- 転職理由
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現在の職場での不満や課題、次のキャリアアップのために必要なスキルや経験を得るために、転職を検討する理由を述べること
会計事務所から経理に転職したい志望動機の例文
志望動機は入社を希望している企業が求めている人物像に寄せてアピールすることが大切です。
税理士補助をしていた場合の例文
前職での経験を通じて、経理業務全般に興味を持つようになりました。
特に、決算業務を通じて企業の財務状況を分析することの重要性を実感しました。
一方で、会計事務所での業務は、複数のクライアントに対応することが多く、一つの業務に集中する時間が限られていました。
そのため、より一つの企業に深く関わることで、財務分析をより深めることができる経理業務に興味を持ちました。
また、前職では決算業務に専念していたため、給与関連や税務申告業務の知識・経験は不十分だと感じています。
御社の経理業務に携わることで、幅広い経験を積むことができ、より成長できると考えています。
税理士資格保有者の場合の例文
税理士として会計事務所で働いていた経験から、企業が抱える経理課題や財務上の課題を把握し、解決することが経営に貢献できると考えています。
御社では、企業経営に密着した業務を経験し、経営に貢献できる人材として成長したいと考えています。
会計事務所での経験を通じて、企業が抱える経理・財務課題に対し、税務面、財務面、経営面からの総合的な対応が必要であることを痛感しています。
しかし、会計事務所での業務では、顧問先企業に訪問して問題点を把握することはできても、具体的な問題解決に向けての提案まで行うことは難しい状況にありました。
そこで、御社では、業務の幅を広げ、具体的な課題解決に貢献できる経験を積みたいと考えています。
ここでは代表的な例を挙げましたが、あなたが経験してきた実務経験はもっと具体的で魅力的なものであるはずです。
志望する企業の傾向やあなたの具体的な経験を志望動機に活かすには、専門家のサポートを受けることをおすすめします。
会計事務所から経理に転職したい理由の伝え方
自分が会計事務所で働いた経験を踏まえて、経理への転職を志望する理由を伝えると効果的です。
転職先でどのような仕事をしたいか明確にしておくと、アピールポイントが見つかりやすくなります。
税理士有資格者または科目合格者の場合の伝え方
高度な経理スキルを身につけたい意欲をアピールする
一般企業の経理では管理会計やマネジメントスキルが求められます。
会計事務所て培った税務の経験と知識を活かしてより高度な経理スキルを身につけたいことを伝えましょう。
会計事務所では税務に関する業務がメインで、予算管理といった財務の分野に携わったことがない人も多いのではないでしょうか。
企業の経営戦略に関わることは会計事務所の業務領域では実現できないことを転職理由にする人も多いです。
税理士の枠を超えて専門性をさらに磨いていきたいことをアピールしましょう。
税理士補助・入力スタッフの場合の伝え方
業務領域を広げることでキャリアアップしたいことをアピールする
一般企業の経理では、有価証券報告書の作成や労務手続きなど会計事務所では経験しなかった業務に携わる機会が多いです。
- 中小企業の場合
経理や総務の業務内容に境目がない会社も多いです。
いわゆる「何でも屋さん」のような働き方になることも。
- 大企業の場合
役割が細分化されていて、より専門的な知識を求められます。
上場企業では連結決算や開示資料作成も行います。
会計事務所では業務内容が限られているため、業務領域を広げる機会が少ないことを転職理由にする人も多いです。
会計事務所での経験を活かして転職先の会社にどのように貢献していきたいか説明できると好印象です。
ネガティブな転職理由の言い換え方
- 残業ばかりで疲れた
- もっと休みたい
- 休日出勤はもう嫌だ
ネガティブな転職理由は「ワークライフバランスを整えたい」という言葉に言い換えると印象が良くなります。
以下、伝えるときのポイントです。
余暇を増やすことで何をしたいのか明確にする
仕事以外の時間を増やすことで何をしたいのか目的を伝えましょう。
- 家族との時間を大切にしたい
- 資格やスキルアップの勉強時間を捻出したい
資格やスキルアップが会社への貢献に繋がることをアピールすると好印象です。
会計事務所でワークライフバランスが取れなかった理由を説明する
- 慢性的な人手不足で残業時間が月50時間を超えていた
- 離職者が多く従業員のスキルの定着度が低かった
- 人員の補填がなく残業時間を減らせない状況だった
仕事が大変だったのはあなたの能力のせいだけではないはず。
会社の体制が整っていなかったことを説明できるようにしておきましょう。
失敗しない職務経歴書を書く方法
あなたが積み上げてきた経験はあなたしか持っていない貴重なものです。
ネットで調べただけの例文で終わらせてしまっては周りに埋もれてしまいます。
ひょっとしたら大事なアピールポイントが抜けていたり、悪い印象を与える致命的なミスをしているかも。
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企業で経理の採用担当者をしている人の添削を受ける
職務経歴書や志望動機の書き方を転職エージェントに相談するのも有効ですが、
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登録の際「エージェント利用する」にチェックを入れることで、エージェントからの求人提案・紹介が可能になります。
まとめ
会計事務所から経理に転職する際の志望動機の例文と転職理由の伝え方を解説しました。
志望動機を実際に書きはじめてみると、自分の経歴の場合、どうやって書いたらいいんだろう?とか、こんなこと書いても良いのかな?といった細かい部分が気になってくる人も多いのではないでしょうか。
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