経理と税務の仕事内容と流れ【現役経理部員がわかりやすく解説】

経理部にいると税務に関する仕事も担当することがあります。

経理と税務は求められる役割や仕事内容がそれぞれ異なります。

この記事では、経理と税務の仕事内容と流れについて詳しく解説します。

わかっているようでわからない経理と税務の違いをサクッとマスターしましょう。

経理と税務の仕事内容と流れ

経理の仕事は、日々の取引を簿記のルールに基づいて記録していきます。

会社の利益を計算し、正しく税金を計算するためには税務の知識が必要です。

経理の仕事内容と流れ

税務の仕事内容と流れ

経理と税務の役割

経理と税務は、会社の経営が順調にいっているか見るための重要な役割を担っています。

経理部がしっかりしている会社は信頼が厚く業績も良いといわれています。

経理の役割：財務状況の把握

経理の役割は会社の財務状況を把握すること。

企業の財務状況は経営戦略や経営判断に使われます。

税務の役割：税金に関する法律や規則を守ること

税務の役割は税金に関する法律を守ること。

法律を守って税金を管理することは取引先との信頼にも繋がります。

経理と税務の重要性

経理はコスト管理、税務は法的なリスク管理において重要な役割を担っています。

経理と税務はどちらも会社の健全な運営に欠かせません。

経理の重要性：コストやリスクを迅速に把握

経理の重要性は健全な会社運営に欠かせません。

正確で信頼性の高い財務情報は、株主や銀行など利害関係者からの信頼にも繋がります。

正確な帳簿をつけることは税務申告や監査対応時にも重要な役割を果たします。

税務の重要性：正しく納税して法的リスクを回避

税務の重要性は法律を守り正しく税金を納めることにあります。

会社は法令や規制の変更に合わせて適切に申告・納税しなければなりません。

税務の最新情報をチェックしておかないと、税制改正を知らずにリスクを被ってしまうことも。

国や地方自治体からのさまざまな優遇措置や減税制度もあるので使えるものはしっかり活用しましょう。

経理と税務の違いとは？

経理と税務はどちらも会社の財務管理にとって重要な機能ですが、異なる役割を持っています。

• 経理
  企業の財務情報を的確に把握し経営判断をサポートすることが目的です。

• 税務
  国や地方自治体の法令を遵守しながら適正な税金を納めることが目的です。

経理と税務に求められるスキルや資格

経理と税務はそれぞれに求められるスキルや資格も異なります。

税理士など難関資格を保有していると転職や活躍の幅も広がります。

資格取得も大切ですが、税法の知識など日々アップデートしていくことも大切です。

経理の仕事に求められるスキルや資格

• 会計ソフトの操作能力
• 仕訳の知識
• 決算書作成の知識
• 簿記の資格（日商簿記など）

税務の仕事に求められるスキルや資格

• 法律の知識
• 税務申告書の作成能力
• 税務申告の知識
• 税理士資格

おわりに

モブ美が初めて経理になった当時「経理と税務の役割の違い」なんてまったく意識せずに仕事をしていました。

モブ美の会社では税務の仕事は顧問税理士に丸投げだったし…。

自分には縁がない仕事かなって勝手に思っていました。

税務の仕事は難しいし責任も重いけれど、マスターしたら転職の幅も広がります。

簡単な経理事務しか経験がなくて将来が不安という人は税理士資格を取ってキャリアアップを目指すのもひととつです。

税理士の仕事はAIにはできない内容がたくさんあります。