経理、総務、法務など管理部門の職種は人気があります。
管理部門と呼ばれる職種の特徴は、
- ノルマがない
- 定時で帰れる
- 安定している
このような印象を持っている人も多いです。
実際、私も10年以上経理をやっていますが、働きやすいのは事実だと感じます。
しかし中途採用は経験者が優遇されますし、未経験からの転職は難しいのが現実です。
でも、しっかり対策すれば未経験でも管理部門への転職は可能です。
私も30歳未経験から経理に転職しました。
この記事では具体的な対策なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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管理部門とは
管理部門は、バックオフィスや間接部門とも呼ばれます。
営業職と違い、顧客と直接関わることがない仕事です。
以下は管理部門の代表的な職種です。
- 経理
- 人事
- 総務
- 法務
- 広報
管理部門の役割は、裏方として営業部門やマーケティング部門のサポートすることです。
管理部門の仕事は「縁の下の力持ち」「陰の立役者」とも呼ばれます。
他人のために陰で努力できる人に向いている仕事といえます。
未経験から管理部門への転職が難しいと言われる理由
管理部門の求人は女性から特に人気がありますが、実際に採用されるのは難しいと言われています。
その理由は、求人数が少ないことや、経験者が優遇されるため、未経験からの転職が難しいことが挙げられます。
詳しく解説していきますね。
採用枠が少ない
管理部門はそもそも少人数で仕事をする部門です。
大企業でも管理部門の人数は10人程度というケースも多いです。
中小企業になると「一人経理」と呼ばれる担当者が一人しかいない会社もあります。
欠員補充で求人が出たとしても、採用枠が少ないのが現状です。
また、安定して働きやすい仕事のため、辞める人少ないという理由もあります。
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逆にいえば、一度採用されたら長く働けるよ
応募が殺到して倍率が高い
管理部門は仕事の負担も比較的軽くて働きやすいです。
誰かをサポートする業務の特性上、管理部門は女性から高い人気があります。
そのため、募集が出ると一気に応募が殺到します。
採用枠が1人名の求人に100名以上が応募が集まることも。
応募者多数で書類選考にすら通らなかったという人もいます。
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良い求人はどんどん決まってしまうよ
経験者が有利な業界
管理部門への転職が難しい理由の一つは、経験者が優遇される業界であることです。
企業はたくさんの応募者の中から、実務経験がある人の採用を優先します。
たくさん応募しているのに何十社も落ちてしまう場合は、実務経験が浅いことも考えられます。
正社員以外も視野にいれて実務経験を積むのも選択肢の一つです。
管理部門に向いている人の特徴
管理部門は、人のために頑張れる人に向いている職種です。
自己PRにも使えるポイントもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
安定志向
- 一つの会社で長く働きたい
- 仕事に困らない汎用性の高いスキルを身につけたい
このように考える人は管理部門に向いています。
管理部門は、会社の風土や独自のルールをよく理解して働く必要があります。
企業としても、現場のことをよく理解してくれている人に長く働いてほしいと考えます。
また、管理部門の仕事内容は、どの会社でも大枠は同じです。
そのため、転職先の選択肢が広く、食いっぱぐれない職種といえます。
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社風に馴染めることが大事だよ
コストの管理意識が高い
管理部門はコストを管理する意識が重要です。
できるだけ少ないコストで、最大限の利益を生み出すことを考える仕事といえます。
そのため、コスト削減に対する意識が高い人は管理部門に向いています。
経費をまったく使わないのではなく、どこにコストをかければ一番効率が良いかを考える観点が大切です。
コツコツ地道な作業が得意
管理部門は、ルーティンワークで地味な仕事も多いです。
毎日同じような事務作業の繰り返しに飽きない人は管理部門の仕事に向いています。
営業職と違って評価基準がはっきりしないことも多く、仕事が評価されにくい側面もあります。
それでもコツコツと地道な作業を続けていける能力が求められます。
管理部門への転職で有利になるスキル
管理部門への転職で有利になるスキルを紹介します。
管理部門は、スキルのマッチ度合いも重要視されます。
あまりにも高いスキルを持っていると逆に採用されにくい場合もあります。
目指したい仕事に求められるスキルを身につけていきましょう。
コミュニケーション能力
管理部門ではコミュニケーション能力が重要視されます。
社内の調整業務や、社外の人と交渉する仕事もあるため、どんな人とも打ち解けられる力が必要です。
だからといって、いわゆる陽キャになる必要はありません。
管理部門はとっつきにくい性格の人が多いと思われがちな部門でもあるため、
当たり障りのない、話しかけやすい雰囲気があるだけでも十分です。
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モブ美はどちらかというと陰キャです
パソコンスキル
管理部門はパソコンを使う機会が多い仕事です。
Excel(エクセル)やWord(ワード)など、Office系のソフトは使えるようにしておきましょう。
プログラミングのような難易度が高い操作を求められることはほどんどありません。
パソコンスキルは実務を通して自然に身についていくので安心してください。
最近ではSlackなどのチャットツールを使う会社も増えています。
新しいツールに好奇心を持つようにしましょう。
タスク管理能力
管理部門はマルチタスクになりやすいです。
業務の幅が広く、同時進行でたくさんの仕事をこなす必要があります。
期日が決まっている仕事もありますから、タスク管理能力が求められます。
自分だけでは手に負えないと感じたときは、人にお願いすることも大切です。
一人で抱え込まず、業務の流れ全体を見渡せる力が必要です。
管理部門へ転職するには
管理職への転職は難しいといわれますが、きちんと対策すれば転職できる可能性は高まります。
会社が求める能力を持っているか、自分のスキルを見直してみましょう。
未経験からでも、管理部門で役立つスキルが身についていることは多いです。
業務で求められるスキルを知る
管理部門の転職を成功させるためには、
まず管理部門で求められるスキルを把握しましょう。
管理部門ではミスなく作業する能力や、コミュニケーション能力が求められます。
異業種から管理部門にチャレンジする場合でも、
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コミュニケーション能力あります!
といった具合に、接客や営業の仕事を通して
管理部門に役立つスキルが身についている人は多いです。
注意したいのは、オーバースペックで不採用になってしまうケースがあることです。
オーバースペックとは、能力が高すぎてミスマッチだと判断されてしまうことです。
すごい経験や資格を持っていることが逆効果になってしまうこともあるため注意が必要です。
スキルを証明できる資格を取得する
管理部門へ転職するにあたり、資格はとくに必要ありません。
ただし、スキルの証明になる資格は転職で有利になることがあります。
経理部なら簿記検定、人事なら社会保険労務士などは転職で評価されます。
資格は一定以上の知識があることの証明になります。
実務未経験だったとしても、資格を持っていることは武器になります。
資格の勉強は時間と労力がいりますが、計画的に取得しておきたいところです。
大手企業だけにこだわらない
大企業の管理部門はとくに採用枠が少なく転職の難易度が高いです。
福利厚生も良く安定しているため、大企業を目指したくなりますが、
転職を成功させるためには大企業だけにこだわらない視点が大切です。
中小企業でも安定している企業はありますし、実際に私も中小企業のホワイト企業で働いてきました。
大企業は分業化が進んでいるため、特定の仕事スキルしか身につきません。
大企業出身だと中小企業ではオーバースペックと判断されて採用されないこともあります。
求人数の多さや汎用性の高いスキルが身につくメリットを考えると、
中小企業の管理部門は穴場ともいえます。
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大企業は管理部門の中途採用をしていない場合も多いよ
転職エージェントを使う
私は転職エージェントの回し者でもなんでもないんですが、管理部門への転職を考えるなら
絶対に転職エージェントを使った方がいいです。
転職エージェントは完全無料で使える転職サポートサービスです。
採用が決まれば、企業が転職エージェントに手数料を払うので、私たちにお金はかかりません。
ただし、幅広い職種を取り扱っている転職エージェントはあまりおすすめできません。
もちろん、良いなと思う求人が見つかれば使うべきです。
ただ、私の実体験では紹介された仕事が、
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希望している仕事内容と違う
とか、
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営業の求人ばかりなんですけど…!
みたいなことが多発しました。
特化型の転職エージェントを使う
転職エージェントには「総合型」と「特化型」があります。
管理部門への転職を考えているなら「特化型」の転職エージェントを使いましょう。
「総合型」はたくさんの業界の求人が載っていて求人数も多いです。
でも、管理部門の求人は極端に少ないんです。
「特化型」は担当者も管理部門に詳しいです。
こちらの希望も伝えやすくて安心して相談できます。
転職に少しでも不安がある人は使った方がいいですよ。
【実体験】未経験でも管理部門へ転職できる
私が経理に転職したのは30歳とのきです。
転職活動をはじめた当初、ネットで検索したら出てくる求人に応募していました。
結果、書類選考で落ちまくり、面接までいけても不採用が続きました。
職務経歴書も自己流です。
面接対策も全然できていませんでした。
志望理由もネットで検索してそれっぽいものを話していただけ。
これでは難易度の高い管理部門に採用されるわけありませんよね…。
でも当時は特化型の転職エージェントの存在を知らなかったんです。
知ってからは、サポートを受けながら職務経歴書の添削を受けて全部書き直しました。
自分で探すよりも良い条件の求人を紹介してもらえましたし、面接のコツなんかも教えてもらいました。
今思えば、自分のスキルで行けそうな会社かどうかなんて、ネットの求人を見ただけではわかりませんよね。
転職エージェントを使わなかったら、30歳で経理未経験なんて不利な状況から転職なんてできなかったと思います。
管理部門への転職を考えているのなら、特化型の転職エージェントを選んでくださいね。
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