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経理って将来なくなるの?
経理に興味はあるけれど、
経理の将来性に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
経理は安定していて働きやすく人気のある職種です。
でも今後数十年で
なくなるかもしれない仕事なんて言われたら、
経理を目指しても大丈夫なのか不安になってしまいますよね。
結論から言うと
「経理の仕事はなくなりません」
安定した働き方ができる仕事として
経理の人気は続いていくと考えています。
経理の仕事がなくなると言われる理由
オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授の研究結果の中でも、
自動化が可能になる仕事として「経理事務」が挙げられています。
経理の仕事がAIの導入によってなくなると言われる理由は、
経理の仕事にはパターン化できる作業が多いことが挙げられます。
同じことを繰り返す作業は、AIに学習させやすいです。
定型的な仕訳や振込作業などは、すでに自動で行えるシステムが現場でも使われつつあります。
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AI機能を搭載したソフトはすでに使われているよ
AIや自動化ってそもそも何?
AIとは「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略です。
人工知能とも呼ばれます。
AIにルールを学習させることで、自動的に仕訳や支払処理を実行できるようになります。
今まで人の手で作業していたものがAIに替わることで、ミスもなくなり作業効率も上がります。
これは経理部員にとってメリットが大きいです。
将来なくなる経理の仕事
経理の仕事の中でも、AIによってなくなる仕事もあります。
同じことを繰り返すだけの作業は自動化されていきます。
単純な入力作業はなくなる
自動化が進み、データ入力など同じことを繰り返すだけの業務はなくなっていきます。
今までパターン化が難しいと思われていた仕訳の登録も、
AIが学習することによって最適な仕訳を導き出すことも可能になっていきます。
今まで何人もの経理スタッフで入力していたものが、少人数で完結できるようになっていくことが考えられます。
そのため経理スタッフの人員削減が行われる可能性があります。
経費精算や請求書発行は簡素化される
経費精算や請求書発行は、すでに経理の現場でもAI機能が搭載されたソフトが使われています。
最近ではバクラクというサービスが有名になってきました。
AI-OCRと呼ばれる機能が開発されて、面倒だった経費精算も簡素化されています。
経理担当者はチェックだけすればOKというほどに仕事が楽になっています。
「将来はAIが…」という言われ方をしますが、すでにAIは現場で使われています。
それでも経理の求人はなくなっていませんし、私の職場でのポジションも奪われていません。
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すでに現場ではAIが使われているよ
書類のファイリングは不要になる
電子帳簿保存法という法律ができて、紙を使わない処理が一般的になってきました。
大量に印刷してファイリングしたり、シュレッダーをかけたりする業務がいらなくなります。
書類のファイリングって、結構時間を取られる業務なんです。
領収証をA4の用紙に糊付けしてペタペタ貼ったり、ファイルの背表紙を作ったり……。
楽な仕事をしたい人には天国だったでしょうけど、
経理部員にとって雑務でしかないファイリング業務がなくなるのはありがたいことです。
将来もなくならない経理の仕事
AIの技術がどんなに進化しても、なくならない経理の仕事は存在します。
経理ってデータばかり扱う仕事のように思われがちですが、
社内ではいろいろな調整が必要で、
「人に納得してもらえるよう話す技術」も求められます。
経理って案外、人間にしかできない仕事が多いんですよ。
社内の調整業務
他部署とのやり取りや経営陣との話し合いも経理の仕事の一つです。
予算策定や業務フローの改善など、他部署との連携は欠かせません。
経理の業務をスムーズに行うには、良好な人間関係を築く「根回し力」も求められます。
経営判断や提案
予実管理、資金繰り管理といった仕事は、現状のAI技術では置き換えができないといわれています。
AIが出した答えをどのように経営に活かしていくかは人間の仕事です。
AIによって経理の簡単な事務作業はなくなります。
でも、財務分析や経営判断など
より本質的な経理の仕事に注力できるようになることが期待されています。
税制改正などへの対応
最近では電子帳簿保存法が代表的な例ですが、
税制改正など大きなルールの変更があると経理の現場はバタバタです。
経理の仕事は税法や会社法のルールに従う必要があります。
大きなルールの変更があれば、業務フロー全体を見直す必要があります。
場合によっては会社全体を巻き込んで対応していかなければなりません。
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ここでもやはり社内調整が必要だよ
経理の現場で実感する「経理はなくならない理由」
AIは確かに、経理部員の存続を脅かす存在です。
でも、AIが経理の仕事のすべてを奪うことはありません。
それにAI技術を使ったソフトって、導入コストが高いんですよ。
使い勝手のいいソフトを導入しようとすると結構なお値段がするんです。
中小企業にはなかなか厳しい金額だったりします。
そうなると、経理部員が手作業で行う業務が残るケースも多いです。
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自動化が進まない原因はコストが高いせいだと思うよ
少数精鋭で業務することのメリット
AIによって、経理の仕事はすでに簡素化されつつあります。
そのため、一つの会社に必要な経理部員の数は少なくなっています。
少数精鋭で、経理や総務を兼任するケースが増えることが考えられます。
会計や労務の知識を幅広く身につけて、会社から頼りにされる存在になるチャンスでもあります。
「あなただから任せられる」と思われる経理部員は強いですよ。
食いっぱぐれない経理になるためにも、
今からじっくり実務経験を積んでおきましょう。
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