国際税務に転職するために必要な資格とキャリア

国際取引は年々増え続けていますが、国際税務に対応できる人材は圧倒的に不足しています。

そのため、国際税務の専門家は希少価値が高く、高収入が期待できます。

会計士や税理士の経験があれば、国際税務の実務未経験でも採用される可能性は高いです。

私自身も国際税務に強い会計事務所に勤めていましたが、スタッフレベルでも給料が良かったです。

英語力に自信がなくても、入社後に身につけていくケースも多いですから、そこまでハードルに感じる必要はありません。

キャリアアップを目指すなら、本記事で紹介する税務・会計に強い転職エージェントを活用してください。

目次

国際税務に必要な資格とは

国際税務に必要な資格は、就業先の会社の規模や役職によって異なりますが、一般的には以下の資格が優遇されます。

  • 税理士
  • 公認会計士
  • USCPA(米国公認会計士)
  • TOEIC(700点以上)

国際税務に強い会計事務所でも、英語が苦手という税理士や会計士もいました。

そのような人は、英語が堪能な税理士や公認会計士とチームを組んで業務を担当することが多かったです。

基本的にはメールでのやり取りが多いため、瞬発力が必要なスピーキング力よりも、ミスのないライティング力や税務の知識が求められます。

入社時点で英語力に自信がなくても、活躍できる可能性は十分にありますよ。

国際税務の年収はどれくらい?

国際税務の年収は、就業先の会社の規模や役職によっても異なりますが、一般的に600万~1,000万円です。

経験や業績によって変動するため、数千万円を稼ぐ士業の方もいます。

役職年収
スタッフ450~650万円
シニアスタッフ650~850万円
マネージャー1,000万円前後
シニアマネージャー1,200万円前後
ディレクターまたはパートナー1,500万円以上
国際税務の年収の例

私は記帳代行やマンスリーレポート作成を担当するスタッフでしたが、450万円~500万円をキープしていました。

士業の資格をお持ちの方であれば、年収1,000万円以上を狙えます。

国際税務に必要な英語力はどれくらい?

国際税務に必要な英語力は一般的にTOEIC700点以上といわれています。

私の経験では、税務知識やコミュニケーション能力など、英語力以外の能力を評価されて入社される方が多かった印象があります。

ライティングはできるが、スピーキングは苦手という方も多くいました。

ただ、入社後すぐに英語での業務が発生する可能性が高いので、早急に英語力をブラッシュアップする必要があります。

国際税務に転職したあとのキャリアは?

国際税務に転職したあとのキャリアパスの例をいくつか紹介します。

  • 大手税理士法人や監査法人でキャリアアップを目指す
  • 国際税務に強い中堅税理士法人でキャリアアップを目指す
  • 外資系企業の経理で国際税務を担当する
  • 独立して企業の海外進出を支援する
  • 個人向けの国際税務を専門に扱うプロフェッショナルになる

大手税理士法人や監査法人でのキャリアアップはハードルが高いため、中堅税理士法人の管理職に転職する人も結構いました。

中小企業は自分の裁量で仕事をマネジメントできる範囲が広いですし、大手企業とは異なるやりがいがありますよね。

国際税務は高単価・高報酬で将来性がある

記帳代行や申告業務などの一般的な税理士事務所の業務は低単価で薄利多売のビジネスになりつつあります。

一方、国際税務は複雑で定型的な対応が難しく、参入障壁も高いため、必然的に顧問報酬も高くなります。

また、近年は海外進出や国際取引の増加により国際税務の需要が高まっているにも関わらず、国際税務に対応できる人材は不足しています。

そのため、国際税務は将来性のある分野と言えます。

国際税務に強い税理士事務所5選

BIG4税理士法人とは、以下の4つの税理士法人のことを指します。

国際税務を専門とする税理士事務所は、BIG4以外にもたくさんあります。

ここでは、代表的な5つの税理士事務所をご紹介します。

島田&アソシエイツ国際税理士事務所

所在地神奈川県横浜市中区吉田町72番地サリュートビル8階
URLhttps://shimada-associates.com/
業務タックスヘイブン対策税制・国外転出時課税(出国税)

税理士法人山田&パートナーズ

所在地東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館8階(受付9階)
URLhttps://www.yamada-partners.gr.jp/
業務海外進出支援・海外保有財産に関する申告および承継

辻・本郷 税理士法人

所在地東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー28階
URLhttps://www.ht-tax.or.jp/
業務海外進出・展開支援・移転価格コンサルティング

信成国際税理士法人

所在地東京都新宿区新宿2-9-22 多摩川新宿ビル3F
URLhttps://shin-sei.jp/
業務国際税務・移転価格コンサルティング

Colorz国際税理士法人

所在地東京都千代田区平河町1-6-4
URLhttps://www.colorz-grp.com/
業務海外進出支援・クロスボーダーM&Aアドバイザリー業務

国際税務が未経験でも採用される求人はある

国際税務の分野が未経験でも転職することは可能です。

大手監査法人や税理士法人での経験があれば、特に有利です。

国際税務は、独立して仕事を請け負いにくい分野のため、一度採用されると長く働く人が多い傾向があります。

そのため、未経験者でも積極的に採用して育ててくれる企業が多いです。

実際に、国際税務の未経験者を歓迎する求人はたくさんあります。

国際税務の転職に備えて準備できること

国際税務は税理士試験ではほとんど扱われていない分野です。

国際税務の基礎を学ぶには、書籍を読んだり大原など資格予備校の講座がおすすめです。

TOEICの点数が700点未満の場合は、TOEICの学習も必要です。

TVやCMで話題のココナラには、国際税務歴20年のベテランから勉強方法のアドバイスをもらえるサービスがあるので聞いておくべきです。

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国際税務に強い転職エージェント

国際税務の求人を多く扱っている転職エージェントをご紹介します。

これらは、すべて税務・会計に特化した転職エージェントです。

「対応が良い」と評判の転職エージェントだけを選びました。

転職に成功した人は転職エージェントを2社以上使っているというデータもあります。

求人情報を漏れなくキャッチするためには、すべての転職エージェントに登録することをおすすめします。

国際税務の転職を本気で考えている方は、複数の転職エージェントに登録しておくべきです。

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