筆者は30歳の時、経理の実務経験がなく、持っている資格は簿記2級だけでしたが、経理の転職に成功しました。
30代で経理未経験でも、簿記2級を持っていれば採用してくれる企業は見つかります。
とは言っても、30代から経理未経験で転職するのはかなり厳しいです。
この記事では、実務未経験者が経理の転職を成功させるための5つのポイントを紹介します。
ぜひ参考にして内定を手にしてください。
経理未経験でも転職を成功させる7つのポイント
30代で経理未経験からの転職を成功させるためには、事前の準備が重要です。
経理の転職を成功させるために重要な5つのポイントを解説します。
できる限り不利な要素をなくしていきましょう。
①経理の実務セミナーに参加して意欲をアピールする
経理の実務セミナーに参加することで、経理を志望する意欲の高さをアピールできます。
経理の人材紹介会社や資格のスクールでは、経理の実務セミナーを開催しています。
「とんがりコラボ」という経理専門の人材紹介会社が主催しているとんがりカレッジはぜひ参加しておきましょう。
とんがりカレッジは、経理未経験者向けの実務セミナーです。
本格的な実務セミナーを無料で受講できますよ。
オンラインセミナーもあるので地方からでも参加できます。
②職務経歴書の添削を受ける
転職を成功させるには書類選考に通過できるかどうかが大きなカギを握っています。
書類選考を通過しないと面接にすらたどり着けません。
- 未経験から経理になるためのアピールポイントがわからない
- 転職回数が多くて書類選考に落ちてしまう
- 自己PRや志望動機の書き方がわからない
このような悩みのある人は、職務経歴書の添削を受けておきましょう。
自己流で書いた職務経歴書では、意味の通じない文章を書いてしまっていたり、
せっかく経理に活かせる経験があるのに、全然伝わらない職務経歴書になっていたりします。
しっかりした職務経歴書を作っておけば、これからもずっと長く使いまわせますよ。
職務経歴書なんて書いたことない!
という人も安心してください。
あなたの経歴を伝えるだけで、ゼロから職務経歴書を作成してくれるサービスもあります。
ぜひ利用して、書類選考通過率をドーンと上げてくださいね。
③経理に活かせる業務経験をアピールする
経理の実務経験がない場合、これまでの業務経験が経理に活かせることをアピールすることが重要です。
アルバイトでの接客経験や、営業で資料作成をした経験も、経理に活かせる実務経験として自己PRに書くことができます。
今までの経験を紙に書き出してみて、経理で活かせそうな業務がないか探してみましょう。
経理に活かせる業務経験を3つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- 時間内に作業を終わらせる能力
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時間内に正確に作業を終わらせる能力は経理でも活かすことができます。
経理は期日が決まっている業務が多いため、計画的に作業を終わらせる能力が求められます。
- 正確な作業をこなす能力
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経理ではミスなく正確に処理する能力が求められます。
アルバイトのレジ打ちや商品の陳列も経理に活かせるアピールポイントになります。
- チームで協力して仕事をする能力
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経理では社内の他の部署と協力して仕事をする機会も多いです。
チームで協力して仕事をした経験は経理に活かせるアピールポイントになります。
④経理に特化した転職エージェントを使う
経理の転職は、経理に特化した転職エージェントを使うことで内定をもらえる確率がグンと上がります。
経理に特化した転職エージェントなら、経理業界に詳しい担当者がサポートしてくれるから安心です。
転職エージェントは、面談の日程調整や職務経歴書の添削など、内定までの対策を全部無料でサポートしてくれる転職サービスです。
経理に特化した転職エージェントの中でも『ジャスネットキャリア』は経理未経験からでも応募できる求人が多いことで人気があります。
登録して求人を見るだけでも安心できますよ。
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⑤中小企業の経理を狙う
中小企業を狙うメリットは求人数の多さです。
中小企業の求人は、応募要件を「未経験OK」「未経験歓迎」としている会社がたくさん見つかります。
中小企業の経理では、会社の社風に合うか、従業員とうまくやっていけそうかなど、
経理の実務経験より人柄が重視されることも多いです。
大手企業の求人は難易度が高いですし、そもそも経理など管理部門の中途採用をしていない場合もあります。
中小企業は大企業に比べて待遇が悪い印象を持っている人もいますが、
中小企業でも賞与や退職金が充実している会社はあります。
小さい会社でも安定している隠れ優良企業って意外とあるんです。
経理に特化した転職エージェントなら、中小企業の求人がたくさん見つかりますよ。
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⑥日商簿記2級を取得する
未経験から経理の転職を成功させるためには、簿記2級の取得は必須です。
簿記2級以上が応募要件の会社が圧倒的に多いためです。
経理の転職は、簿記2級があっても難しいといわれる世界です。
簿記2級がなければスタートラインにすら立っていないといっても過言ではありません。
簿記1級は難しすぎて合格まで時間がかかるので取る必要はありません。
経理の実務は簿記2級があれば充分こなせますから安心してください。
もし簿記2級の勉強に行き詰っているなら、スマホでも勉強できるスタディングの簿記講座が役立ちます。
難易度の高い資格だからこそ、講座を受講して短期間で合格を手にしましょう。
⑦働きながら転職活動をする
もし、あなたがいま会社員として働いているのなら、働きながら転職活動をしましょう。
30代で無職になってしまうと、次の転職先が見つかりにくくなる可能性があります。
採用側は、30代で無職の人をあまりよく思わない傾向があります。
転職先が見つからず、ブランクが長くなればなるほど不利になります。
不安と焦りから妥協してブラック企業を選んでしまうのは避けたいところです。
2か月くらいなら入社を待ってもらえる会社も多いです。
焦らずじっくり、でも着実に転職活動しましょう。
30代の転職は不利になる要素をできるだけなくすのが成功の秘訣です。
経理の実務経験がないと転職が難しい3つの理由
経理の仕事は実務経験がないと採用されにくいといわれています。
年齢問わず経理未経験者の転職は難易度が高いです。
30代で経理未経験から転職を目指すのは、さらに難しくなります。
その理由を詳しく解説します。
①経理は実務経験を持つ人が優遇される
経理転職のほとんどは実務経験者が採用されます。
経理は専門的な知識が必要で、覚えることも幅広いです。
ゼロから教えるのはかなりの労力がいります。
ゼロから教える時間を取れないのが現場の実情です。
会社は即戦力を求めて求人を出しますから、実務経験がない人は転職が難しくなります。
②経理は人気が高くライバルに負ける可能性が高い
経理は、事務職のなかでも比較的給料の水準が高いです。
派遣やパートでも時給が高いため、一般事務からキャリアアップしたい人にも人気です。
働きやすいオフィスワークは異業種からの転職希望者も多いです。
ライバルには経理の実務経験が長く、英語もペラペラ、なかには簿記1級や税理士資格を持っている強者もいます。
20代から経理をやっていた人も多いですから、同年代でもすでに5~6年の実務経験がある人がゴロゴロいるわけです。
30代で経理の実務経験がない場合、ライバルに負けてしまう可能性があります。
③経理未経験者の採用を嫌がる企業が多い
経理は会社のお金を管理する責任の重い仕事です。
経理の実務経験がないと、
- 重大なミスに気づかず処理をしてしまう可能性がある
- 致命的なトラブルを起こす可能性がある
- 取引先に悪い印象を与える可能性がある
このような理由から経理の実務未経験者を採用することを嫌がる企業も多いです。
おわりに
30代に限らず、経理未経験からの転職活動って本当に難しいです。
「30~40社落ちました」という人もたくさんいますし、中には100社以上落ちたという人もいます。
そのような人のお話を聴いてみると、同じような傾向があることがわかってきました。
- 職務経歴書が自己流
- 大手企業だけに応募している
- 経理に特化した転職エージェントを使っていない
待遇や企業の規模にこだわりすぎると、なかなか仕事は見つかりません。
経理は、一度実務経験者になってしまえば、次の転職はかなり楽になります。
希望の会社に採用される可能性もグーンとあがりますから、
まずは「経理の実務経験があります」と言える状態になることを最優先にするのも選択肢のひとつです。
この記事で紹介した内容が、あなたの転職のお役に立てば幸いです。
気軽にどうぞ♪