このまま経理を続けていていいのかな
経理は向いていない人にとっては苦痛な仕事です。
中には、自分は経理に向いていると思っていたのに、働いてみたら合わなかったと感じる人もいます。
この記事では、経理に向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
特徴を知り、適切に対処すれば、経理で楽しく働いていくことも可能です。
経理を辞めようか悩んでいる人も、後悔しない対処法がきっと見つかります。
ぜひ参考にしてみてください。
経理に向いていない人の8つの特徴
経理に向いていない人の特徴を8つ解説します。
経理に向いていない人の特徴に当てはまってしまっても、経理を諦める必要はありません。
努力次第で改善できることもあるので、安心してくださいね。
モブ美の実体験をもとに解説するよ
細かい数字をみることが苦手
経理はちょっとしたミスが大きな損失を招くこともある重要な仕事です。
ミスをしないよう細心の注意を払う必要があります。
ミスしても「まぁいいか」といって済ませてしまう大雑把すぎる人には向いていません。
注意力に自信がない人は、社内のチェック体制が整っている職場を選びましょう。
自分でチェックリストを作ることも効果的です。
パソコンの操作が苦手
経理の仕事のほとんどがパソコンを使った業務です。
会計ソフトの操作や、数字を速く正確に入力するスキルが求められます。
これからの経理の仕事は、IT技術を使いこなす能力が必要です。
新しいソフトウェアに慣れるのが苦手な人には経理は向いていないかもしれません。
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コミュニケーション能力が低い
経理は思いのほか人と関わる機会の多い仕事です。
- 取引先との打ち合わせ
- 社内の調整
- 経理部署内のコミュニケーション
静かに自分の仕事だけをマイペースに進めたい人には向いていません。
経理の仕事に人とのコミュニケーションは避けて通れません。
どうしてもコミュニケーションが苦手な人は、研究職など専門性の高い職業を検討してみるのもひとつです。
ミスを引きずる・ミスを隠そうとする
ミスを引きずって自己嫌悪に陥ってしまう人も経理に向いていないかもしれません。
どんなベテラン経理部員でもミスはあります。
同じミスを繰り返さないために改善することが大切です。
ミスをしてしまったときは隠さず素直に謝罪して信頼関係を保ちましょう。
ミス発覚が遅れるほど損害が大きくなります。
改善すれば大丈夫。落ち込みすぎないでね。
感情やストレスのコントロールが苦手
経理の仕事は神経質になりがちです。
繁忙期にはイライラが募って感情的になってしまうこともあります。
中には、ミスを指摘されただけで怒りが爆発してしまう人も。
意見の食い違いがあっても冷静な対応が必要です。
また、長時間のデスクワークに耐えられるストレス耐性がないと経理の仕事は難しいかもしれません。
マルチタスクが苦手
経理の仕事は、さまざまな業務を同時に対応することも多いです。
- データ入力
- 来客対応
- 従業員からの問い合わせ
- 上司や部下からの質問
同時に複数の物事へ注意を払うのが苦手な人は、経理に向いていないかもしれません。
あれもこれもやらなければと不安と焦りが募ってミスにも繋がります。
優先順位を決めて一つずつこなしていきましょう。
新しい情報を追うのが苦痛
経理の仕事は新しい情報に敏感である必要があります。
重要な法改正もあるため、常に最新情報をキャッチしなければなりません。
日頃から情報収集と知識のアップデートが必要です。
新しい情報を追うことが苦痛な人には経理の仕事は向いていないかもしれません。
専門誌を読んだりセミナーに参加したりする努力が必要です。
国語力が低い(漢字が苦手)
国語力に自信のない人にとって経理は苦痛な仕事です。
経理の仕事は、税法や労働法のような難しい文章を読む必要があります。
読み取った内容から判断したり、説明したりする能力も求められます。
経理初心者にとっては難しく感じることも多いでしょう。
国語力に自信のない人は経理の仕事に向いていないかもしれません。
漢字検定2級を取ると楽になるよ
経理に向いている人の5つの特徴
ここからは経理に向いている人の特徴を解説します。
当てはまる特徴は、自己PRにも使えるのでぜひ参考にしてみてください。
地道な作業を正確に速くこなせる
経理の仕事は細かな計算や入力作業など、地道な作業が多く発生します。
決められた期日がある業務では、作業のスピードだけでなく、正確性も求められます。
地道な作業を正確に速くこなせる能力は、経理に向いている人の特徴のひとつです。
臨機応変な対応ができる
経理の仕事は定型業務が多いと思われがちですが、急な依頼に対応することも多々あります。
- 「急いで書類を送ってほしい」
- 「明日までに資料を完成させてほしい」
- 「今日中に取引先に支払ってほしい」
など、急な依頼にも臨機応変に対応できる力が求められます。
自分の仕事だけに集中するのではなく、周りへの気配りが大切です。
本音は「今忙しいんだけど!」と言いたくなるよね
責任感がある
責任を持って仕事に取り組める人は経理に向いています。
経理は、会社にとって重要な数字を取り扱う仕事です。
自分の仕事に責任を持ち、最後まで取り組む姿勢が大切です。
俯瞰的な視点を持てる
経営者の視点を持ち、俯瞰的に物事を見る力のある人は経理に向いています。
経理は、会社全体のお金の流れを管理する重要なポジションです。
会社の経営戦略や方針に大きな影響を与えるため、経営者の視点から物事を捉える力が求められます。
ただ単に数字を処理するのではなく、物事の背景や根拠を汲み取る力が必要です。
評価に繋がらない仕事も丁寧にこなせる
「縁の下の力持ち」といわれるように、経理の仕事はあまり目立ちません。
営業職と違って評価される機会が少ない傾向があります。
評価に繋がらない地味な仕事も、丁寧にこなせる人は経理に向いています。
■ あなたはいくつ当てはまりましたか?
あなたの強みを活かせる経理の働き方をもっと知ってみませんか?
\36タイプからあなたの本質がわかる/
経理職のための<働き方診断>
おわりに
私は今年で経理10年目になります。
10年間でたくさんの人を見てきた経験から「向いている人、向いていない人の特徴」を挙げてみました。
実は、この「経理に向いていない人の特徴」は私もめっちゃ当てはまります……。
経理に向いていない、辞めたほうがいいのかな、と何度も思いました。
それでも10年以上経理として働き続けています。
私が経理を続けてこれた一番の理由は「慣れ」だと思います。
経理初心者の頃は覚えることも多いし業務量も多くて、とにかく疲れます。
でも、二年目、三年目と仕事をこなしていくうちに、だんだんと楽になっていきます。
「聞いたことある」「見たことある」「やったことある」が増えていきます。
毎日毎日、成長していきます。
振り返ってみたら「あんな簡単なことで悩んでいたんだ」となりますから。
安心して経理を目指してくださいね。
気軽にどうぞ♪