経理の必須スキルとされる簿記2級。
でも簿記2級を持っているからといってすぐに採用されるわけではありません。
私、モブ美も簿記2級を持っているのになかなか採用されなかった経験があります。
もっと他の人と差をつけなきゃ…!と資格や検定を受けまくっていました。
この記事では30歳未経験から経理に転職したモブ美が、役に立った・有利だと思った資格をご紹介します。
必ずしも採用に直結するものではありませんが、今でも実務で役に立っている資格を厳選しました。
未経験から経理に転職を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)
- 年金・社会保険の知識が身につく
- 税制の知識が身につく
- 所得税・住民税の仕組みがわかる
ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)は「お金の専門家」ともいわれる国家資格です。
ライフプランに合わせた資産形成を提案する専門家で、幅広いお金の知識が必要とされます。
生命保険会社や証券会社の人が取る資格だと思っている人もいらっしゃるかもしれません。
実際の面接ではFP技能検定を知らない面接官もいました。
なので履歴書に書いても評価されない場合があります。
ですがFP技能検定の試験内容は経理の実務で頻繁に登場します。
- 住民税や所得税の仕組み
- 住宅ローン控除
- 社会保険制度
これらの知識を知っておくことは年末調整や従業員の入退社手続きにも役立ちます。
3級でも十分な内容を学べますが、履歴書に書いて評価されるのは2級以上といわれています。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
- パソコンスキルを証明できる
- 作業効率が上がる
- 表計算や資料作成がサクっとできるようになる
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)はパソコンを使えるスキルを証明できる資格です。
エクセルやワード、パワーポイントなどMicrosoftofficeのソフトウェアの習熟度を証明できます。
経理部では特に集計作業が多いのでエクセルだけでも取っておくことをおすすめします。
基本操作を身につけておくと効率が上がって残業も減らせます。
パソコンに慣れていない人は通信教育やスクールに通って取るのもひとつです。
MOSはパソコンの資格の中では比較的難易度が低く、履歴書に書いても評価されない場合があります。
モブ美の会社の経理部ではパワーポイントはあまり使わないよ
給与計算実務能力検定
- 労務の知識が身につく
- FP技能士検定の知識を活かせる
- 給与計算の知識がある人材は実は少ない
給与計算は税務や労務といった幅広い知識が必要です。
FP技能士検定の知識も活かせるので合わせて取得すると知識が定着します。
最近は給与を自動で計算するソフトもありますが、設定が誤っていると正しく計算されません。
計算結果の誤りに気づくには専門的な給与計算の知識が必要です。
給与計算について体系的に理解していることは評価に繋がります。
経理経験者の中でも、給与計算の知識まである人は比較的少ないです。
実務は未経験でも検定に合格できるほどの知識があると転職先の幅も広がります。
労務の知識は経理部でも使うよ
秘書検定2級
- 一般常識が身につく
- 来客対応に自信が持てるようになる
- 事務職で働くイメージが湧く
来客対応、一般常識、マナーなど社会人に必要なスキルをまるっと学べる検定です。
事務職が未経験の人は秘書検定を受験しておくことをおすすめします。
ビジネスメールの書き方や電話対応など事務職の働き方を具体的にイメージできるようになります。
難易度は50%ほどです。きちんと勉強すれば問題なく合格できる検定です。
秘書検定も履歴書に書いて有利になるわけではありませんが、常識やマナーを心得ている人材として評価は高まります。
2級と3級は出題内容が似ているため最初から2級を取ってしまうのがおすすめです。
マナーに慣れておくと不安も減るよ
おわりに
今回ご紹介した資格や検定はどれも現役経理部員をしている今でも役立っています。
でも、ひとつだけモブ美が後悔していることがあります。
それは「もっと良い資格を取れば採用されるはず!」と思ってしまったこと。
当時のモブ美は毎日のように「簿記以外・有利な資格・経理」とGoogle検索して、
勉強にばかり時間を取られて転職活動がおろそかになっていきました。
転職活動を最優先にしないと、時間とチャンスがどんどん過ぎ去っていきます。
だからこの記事を読んでくれているあなたには失敗してほしくない。
求人検索をしたり転職エージェントをつかったりしながら可能性を取りこぼさないようにアンテナを広げていてくださいね。
気軽にどうぞ♪