経理の仕事に慣れてくると、キャリアアップや年収アップを目指せる資格に興味が湧いてきますよね。
経理の仕事がだんだん楽しくなってきて、
- もっと経理を深く学びたい
- データ入力以外の経理にも携わりたい
- AI技術に淘汰されないスキルを身につけたい
このように考え始める人も多いです。
簿記以外でおすすめの資格はたくさんありますが、あなたが目指したいキャリアによって取るべき資格は異なります。
- グローバルに活躍したい
- 管理部門のプロフェッショナルになりたい
など、目指したいキャリアや目的に合わせて選ぶことが大切です。
この記事では、キャリアアップや年収アップにおすすめの資格をご紹介します。
モブ美自身もキャリアアップして年収が2倍になった経験があるので、ぜひ参考にしてみてください。
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経理職のための<年収診断>
簿記以外で転職に有利になる資格の選び方
簿記以外で転職に有利になる資格を選ぶときは、
あなたが目指す仕事でどのようなスキルや知識が求められるか見極めましょう。
転職で有利になる資格は難易度も高く、取得までにそれなりの費用と期間が必要になります。
せっかく資格取ったのに役に立たなかった
と後悔することがないように、資格を取る目的を明確にしましょう。
どのようなキャリアを目指しているか、そのためにどのような資格が必要かを考えることが大切です。
無駄な時間やお金を使わないよう、自分に適した資格取得の計画を立てましょう。
グローバルに活躍したい人におすすめの資格
グローバルに活躍したい人や、英語が得意な人におすすめの資格です。
英語×会計のスキルを持っていると年収がグンと上がります。
- 外資系企業に転職したい
- 海外進出に関わる仕事がしたい
- 海外と取引のある日系企業に転職したい
このような人におすすめの資格を2つ紹介します。
IFRS検定(国際会計基準検定)試験
IFRS(国際会計基準/国際財務報告基準)は、国際会計基準審議会(IASB)により「世界共通の会計基準」を目指して設定されました。
EU域内上場企業を中心にIFRSの適用が義務づけられています。
今後は日本でも適用する企業が増えるといわれているため、IFRSの知識を持つ人材のニーズが高まる可能性があります。
グローバル展開している企業で働きたい人におすすめの検定です。
- 年3回試験がある(2月・6月・11月)
- マークシート形式
- 正答率60%で合格となる
- 日本語で受験できる
- 合格率は50%超で比較的易しい
USCPA(米国公認会計士)
USCPA(米国公認会計士)は、米国各州が認定する公認会計士資格です。
会計や経営に関するグローバルな仕事で活躍したい人におすすめの資格です。
日本の公認会計士試験よりも合格率が高い(約40%)ため、USCPAを取って外資系企業や監査法人に転職を決めてしまうのも選択肢のひとつとされています。
- 科目合格制度がある
- 英語と会計の両方を学べる
- 土日を含む好きな日に受験できる
- 日本の公認会計士より合格率が高い
経理の実務知識を深めたい人におすすめの検定
転職だけでなく、人事考課や自己啓発にも役立つ検定を紹介します。
検定の認知度はそれほど高くありませんが、経理の実務知識を深めるのに最適です。
難易度が比較的易しいため、半年~1年ほどで取得できます。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
経理・財務スキル検定(FASS検定)
FASS検定は、簿記以外の経理・財務に関する総合的な理解を問われる検定です。
簿記の知識だけでなく、経理・財務の総合的な実務レベルを証明することができます。
FASS検定は合否判定ではなく、総合点によりA~Eまでの5段階のスコアでスキルレベルを評価します。
新しい資格でまだ認知度はそれほど高くありませんが、簿記に次ぐスキルを証明する資格として人気が高まっています。
- 合否ではなくスコアで判定される
- 実践的な内容を学べる
- 日商簿記2級レベルがあれば高スコアを狙える
ビジネス会計検定試験®
ビジネス会計検定試験®は、財務諸表の分析について学べる検定です。
ビジネス会計検定試験®の1級は簿記2級よりも難易度が高く、合格率は10%台になることも。
財務諸表の分析はAI技術に淘汰されない人間にしかできない仕事のひとつです。
簿記2級を取ったあとのステップアップとして人気があります。
財務会計や、管理職としてマネジメント業務に携わりたい人におすすめの検定です。
- AI技術に淘汰されない財務分析力が身につく
- 実践で役立つ内容が多い
- 管理職を目指す人に最適
経理のキャリアアップを目指す人におすすめの資格
経理のキャリアアップに最適なのは士業の資格です。
取得までには5年以上かかることもあり、働きながら受験するのは大変ですが、大変さに見合うメリットがあります。
独立起業する人もいますが、企業内税理士や社労士として会社内で活躍する人も多いです。
士業の資格は、長期的なキャリアアップを目指す人に向いています。
40~50代から取得を目指す人もたくさんいるよ!
税理士
税理士試験は、取得までに5年以上かかるとされる難関資格です。
税務書類の作成や税務相談など、税理士にしかできない独占業務があります。
科目合格制度があるため、合格するまでの過程でも企業からの評価は高いです。
税理士の仕事は国際税務にもニーズが広がっており、税務コンサルティングはAIに淘汰されない領域といえます。
税務の専門家として長期的に活躍したい人におすすめの資格です。
- 科目合格でも評価が高い
- 税理士にしかできない独占業務がある
- 資格手当がある会社が多い
- 定年がなく一生涯働ける
- ライフプランに合わせた働き方ができる
社会保険労務士
社会保険労務士は、社会保険や労務に関するの法律の専門家です。
総務や人事のキャリアを目指す人にも人気があり、経理とも関係が深い資格です。
従業員の労働環境を守る役割を担う大切な仕事です。
就業規則や賃金規定の作成など、社会保険労務士にしかできない独占業務があります。
難易度も年々上がっているため、転職でも評価される資格です。
- 年金や労働問題などニーズが高い
- 就職や転職で高く評価される
- 社会保険や労務など身近な法律を学べる
- 平均年収が高い
- 長く働ける
経理の年収をアップさせたい人におすすめのスキル
経理の年収をアップさせたい人におすすめのスキルは「英語」です。
日本企業でも海外子会社を持っていたり、海外企業とのやり取りも増えてきました。
英語を使った経理処理ができる人材は、経理業界で高く評価されます。
モブ美も英文経理に転職して年収が2倍になりました。
英語を使った会計処理は最初は大変ですが、慣れてしまえば楽ちんです。
「英語に抵抗がなければOK」とするハードルの低い求人も多いです。
簿記2級×英語のスキルがあれば転職のチャンスはたくさんあります。
ぜひ挑戦してみてください!
TOEIC
TOEIC(トーイック、トイック)とは、英語のコミュニケーション能力を判定する世界共通の基準テストです。
TOEICで「すごい」といわれるレベルは800点以上とされています。
英文経理の仕事では、電話やミーティングなど英会話能力が求められる場合は730点以上が目安です。
職場に通訳がいたり、記帳だけを担当する場合は英会話能力は不要です。
そのため、「英語に対してアレルギーがなければ大丈夫」とする会社も多いです。
日本の会計基準を採用している企業は、初めて英文経理にチャレンジする人におすすめです。
英文ライティングのスキル
英文経理の仕事は、英会話能力がいらない場合も多いです。
記帳がメインの業務であったり、海外企業とのやり取りをメールで行っている場合、読み書きができる英語力があれば十分です。
とはいえ、英語のビジネスメールや経理の専門用語をマスターするのは大変です。
私の英語、正しく伝わっているのかな?
など、不安に思うことは多々あります。
英語アレルギーはないものの、英語が苦手だと、英文の作成に時間を取られて経理の仕事が進まないなんてことも。
日ごろから必要最低限の英文ライティングのスキルは磨いておきましょう。
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