経理の仕事に資格はいらない?【結論:なくても仕事はできます】

【結論】経理の仕事に資格は必須ではありません。

でも、就職・転職には有利です。

経理未経験・資格なしで経理に転職成功した人もいますが、それはまれな例です。

一般的に、経理の仕事には資格が必要というわけではありませんが、

「簿記2級以上」を応募の必須要件としている会社が多いからです。

応募できる企業を増やし、高い評価を受けるためには、少なくとも簿記2級以上の資格を持っていることが望ましい場合が多いです。

この記事では、経理の仕事に資格が必要かどうかを解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いている人
  • アラフォー☆経理10年目
  • 30歳未経験から経理正社員に転職
  • IT企業の一人経理
  • 会計事務所で英文経理
  • ベンチャー企業の経理
  • EC業界の経理
  • 老舗企業の経理←今ここ
モブ美の
簡単な
経歴です
目次

経理の仕事に資格がいらない理由

経理の仕事は主に以下のようなスキルが求められます。

経理実務に必要とされるスキル
  • 仕訳帳や財務諸表の作成
  • 会計ソフトの操作やデータ入力
  • 売掛金・買掛金の管理
  • 給与計算や源泉徴収税の計算
  • 取引先とのコミュニケーション
  • 経費精算
  • 固定資産管理

財務諸表の作成は難しそうに感じるかもしれませんが、会計ソフトを使えば簡単に作成できます。

データ入力は簿記のルールに基づいて行いますが、パターンを覚えてしまえば対応できますので、簿記は必ずしも必要ではありません。

役職のない一般的な事務スタッフレベルであれば、資格がなくても問題なく仕事ができます。

また、パソコンの操作やコミュニケーション能力など、簿記とは関係のない能力も重視されます。

経理の資格が有利に働く場合

経理は資格がなくても仕事ができますが、資格があることで有利になる場合があります。

実務経験がない場合は、資格を持っていることで必要最低限の知識があることをアピールできます。

簿記2級は応募できる求人数がグッと増えるので取っておくことをおすすめします。

簿記を持っていると応募できる求人が増える

経理の求人には「簿記2級以上」を応募の必須要件としている会社も多いです。

また、簿記2級以上を持っていると実務未経験でも選考対象となるケースが多くあります。

モブ美

モブ美も簿記2級・実務未経験で採用されたよ

独占業務のある業界へ転職できる

経理に関連する資格には公認会計士や税理士があります。

これらの資格には独占業務と呼ばれる仕事があります。

独占業務とは、ある特定の業務を特定の資格や免許を持った人だけが行うことができる制度のことを指します。

資格保有者しか携われない仕事のため地位や収入が安定しやすいメリットがあります。

公認会計士の独占業務

公認会計士の独占業務は、主に『監査業務』です。

監査業務とは、企業の財務諸表や業績について、第三者である監査人が客観的に評価し、その正確性・信頼性を検証する業務です。

上場企業においては、公認会計士が監査を行うことが法律で義務付けられています

そのため上場企業の経営陣と直接関わる機会があることが、公認会計士の魅力のひとつとされています。

税理士の独占業務

税理士の独占業務は、主に『税務相談および申告業務』です。

個人や法人などの顧客から税金に関する相談を受け、税金の申告や納税に関する手続きを代行することができます。

税務・会計の観点から企業をサポートし、会社の成長を支援することができることが税理士の魅力のひとつです

モブ美

税理士じゃない人が経理に詳しいからって税務相談を受けてはいけないよ

時給や年収が高い仕事に就きやすい

会社によっては、経理の資格が昇進や昇格の要件になる場合があります。

また、成長している業界へ転職することで年収アップが期待できます。

特に、外資系企業では英語を使う機会が多く、日系企業の経理以上の高い時給や年収を期待できる傾向にあります。

モブ美

モブ美は英文経理を身につけて年収が2倍になったよ

高度な資格が不利に働く場合

高度な資格を持っている場合、就職・転職において不利になることがあります。

オーバースペックと呼ばれ、求められるスキルを超えたスキルを持つ人を採用することはないかもしれません。

例えば、資格が必要ない簡単な事務の求人に応募すると、採用担当者に「何故この仕事に興味があるのか?」「仕事が物足りなくなってすぐに退職するのではないか」といった印象を与えることがあります。

資格を持つことは、経理のスキルを証明する上で価値がありますが、会社が求める能力と自分自身の能力に違いがある場合は、デメリットになることもあるため注意が必要です。

関連記事

就職・転職に有利な経理の資格とは

求人市場で最も多く求められている一般的な経理の資格をご紹介します。

経理は会計ソフトの他にもExcel(エクセル)を使う機会も多いです。

パソコンの知識を身につけておくと仕事の効率が良くなります。

日商簿記2級

経理の求人では、多くの場合、簿記2級以上の資格保有または同等の実務経験が求められます。

特に未経験から経理に転職する場合、簿記2級取得は必須と言えます。

簿記2級の取得は、最低限、経理に適性があることを示せます。

持っていることが当たり前という評価をされる場合もあるため、高い評価を受けるわけではありませんが、取得が必須の資格と言えます。 

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

経理とは直接的には関係ありませんが、求人では募集要件に「パソコンスキル必須」としている会社は多いです。

パソコンスキルを証明する資格としてMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)があります。

MOSにはいくつかの試験科目がありますが、経理で特に必要なのはExcel(エクセル)です。

MOSのExcel(エクセル)試験に合格することで、仕事レベルで使いこなせることを証明できます。

おわりに

経理に資格が必要?と考えている人は、モブ美のように未経験から経理に転職したい人なのかな?と思ってこの記事を書きました。

未経験から経理を目指す人にとって簿記2級の取得は超重要です!

まだ何も資格を持っていない人は、簿記2級取得を全力で目指しましょう。

モブ美は簿記2級だけで10年間働いてきました。

あなたも簿記2級取得に向けて全力で取り組んでみませんか?

簿記2級取得によって、あなたの理想の働き方を実現することができるかもしれません。

一緒に頑張りましょう!

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